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ユウの本を読もう!

ユウの本を読もう!

小説 鋼の錬金術師1・2・3・4・5

書籍名:小説 鋼の錬金術師~砂礫の大地 短編13番倉庫の怪
原作・イラスト:荒川 弘
著者名:井上 真
出版社:スクウェア・エニックス

あらすじ
砂礫の大地~「賢者の石」の情報を求めてエドとアルは金鉱の町ゼノタイムに来た。しかし、ゼノタイムにはかつての繁栄は感じられない。町の1件のレストランに入ると、マグワールなる人物が「賢者の石」を研究していると言う。しかし彼の研究所にはすでにエドとアルを名乗る兄弟がいた。偽者の兄弟の目的は何か?エドとアルは「石」を見つける事ができるのか?
短編 13番倉庫の怪~東方司令部に伝わっている怪談。その内容とは本当なら12番までしかない倉庫が実は13番まであり、それにまつわる話があるという。ロイはそんな話は信用しないがフュリーやファルマンはかなり怖がっている。仕方なく真相を確かめる為、ロイ以下東方司令部の面々が暗い中倉庫へと向かう。はたして怪談の真相とは?

感想
砂礫の大地~一言で言ってしまえば「面白い!」漫画とは別の「ハガレンワールド」を感じます。かつての繁栄を取り戻したいと思っているが、状況を見てもかつての反映を取り戻す事が不可能で別の道を探さなくてはならないと思っている。町の人達の葛藤と偽者のエルリック兄弟。ストーリー展開も早く、読んでいて楽しいです。1ページ当たりの文字数も少ないのに、町の人の心境や偽者のエルリック兄弟の揺れ動く心情がよく描かれている小説です。今まで「鋼の錬金術師」を知らない読むことが出来る小説です。
短編 13番倉庫の怪~漫画・アニメに出てくる東方司令部とはまた別の顔を見る事が出来ます。いつもはテキパキと仕事を進めている人達の意外な性格が見えてきます。真相はとても可笑しく読んでいてほのぼのする短編です。



↓ 鋼の錬金術師2~囚われの錬金術師~



書籍名:小説 鋼の錬金術師2 ~囚われの錬金術師
原作・イラスト:荒川 弘
著者名:井上 真
出版社:スクウェア・エニックス

あらすじ
エドとアルが乗った列車は思いの外込み合っていた。そこに偶然ロイとハボックの2人の姿があった。ロイから話を聞くと、ここ数日線路が爆破されたりしているので、列車の運行がめちゃくちゃになっているとの事。そんな中エドとアル達が乗っている列車の先でまた爆破事件が起こってしまう。市民は軍に対して不満や怒りをぶつけている。テロリスト達の目的が見えないままエドとアルも事件に巻き込まれていく。テロリスト達の目的は何か?東方司令部は事件をクリアする事が出来るのか?

感想
終盤まで読まないとテロリスト達の目的が解らない内容になっています。小説の中ではロイが珍しく真面目に仕事をしています。そして何より彼に「隠し子」疑惑が・・・はたして大佐に隠し子はいるのか?前作よりもドキドキ感が増して展開が楽しみな小説です。あっという間に読む事ができます。小説は苦手な方も読めると思います。是非読んでみてください。



↓鋼の錬金術師3~白い花の舞う谷~



書籍名:小説 鋼の錬金術師3 白い花の舞う谷
原作・イラスト:荒川 弘
著者名:井上 真
出版社:スクウェア・エニックス

あらすじ
東部と南部の国境線にいたエドとアル。ひょんな事から大佐の陰謀(?)によりウィスタリアという町の視察をする事になってしまった。ウィスタリアは普通の町とは異なっていた。町の法として「等価交換」を用いており外の町からは「楽園」とまで言われている。
しかしエドは「等価交換」の法に疑問を抱くようになる。一方アルは前向きで生き生きとして働いている町の人達に感心し「元の身体に戻る」という自分の生き方に疑問を抱くようになる。
しかしある事件を境にエドもアルも「等価交換」の町ウィスタリアに隠された真実を見る。果してこの町の真実とは?

感想
今回も楽しく読ませていただきました。しかし読みながら考えてしまいました。町は歪んでいるのに、そこで生活している人達はその歪みには気づかない。
「等価交換」という法の光と影。光に当たって生活している人は決して影を見ようとはしない。見て見ぬフリをする。これは私達にも言える事かもしれません。皆さんにも読んで頂きたいと思います。



↓ 鋼の錬金術師4 ~遠い空の下で~



書籍名:小説 鋼の錬金術師4 遠い空の下で
原作・イラスト:荒川 弘
著者名:井上 真
出版社:スクウェア・エニックス

あらすじ
エドとアルが元の体に戻る旅を続けて早一年が過ぎようとしていた。
旅先で雨に濡れたエドは風邪を引いてしまい、高熱を出してしまった。近くに村があったので、そこの村人から空家を借りて休むことにした。アルはベッドで横になり、アルは医者が居ないか探しに行った。
その医者とはピットだった。小さい時から一緒に遊んできたエドとアルはピットに出会えた事を喜んだ。ピットから薬をもらい明日の午後診療所に診察に来るように言われる。ここの村でピットは助手として働いていた。お互いに自分よりも一歩も二歩も進んでいると思い、自分はリゼンブールを出て1年経つのに何も変わらない事に焦りと苛立ちを感じる。エドとピットの成長が見える本です。そして、短編として「ロイの休日」も同時収録。

感想
今回初めてエドの幼馴染のピットが登場、2人の葛藤と心の成長が見えるようになっています。目標こそ違うものの大人の社会に自分から決めて入っていったエドとピット。性格も似ていて何かと衝突しますが、それでもお互いを認めている二人。読んでいて暖かくなれる一冊です。



↓ 鋼の錬金術師5 ~それぞれの絆~



書籍名:小説 鋼の錬金術師5 それぞれの絆
原作・イラスト:荒川 弘
著者名:井上 真
出版社:スクウェア・エニックス

あらすじ
もっと強くなりたいと思い再び師匠イズミの下で修行を始めたエドとアル。
そんなある日夕食前にエドは偶然師匠の旅行に行った時の写真を見つけた。大声を上げるエド。そこにはイズミ・シグと共に発行後まもなく回収され読みたくても読むことが出来ない本が写っていたからだ。
写真を撮った場所がラムズイヤーである事を知った二人は早速旅立つ。
その頃街ではキメラに襲われ、血液を取られて病院に運ばれるという事件が多発していた。そしてエドとアルも知らないうちにこのキメラ事件と関わる事となる。

感想
エドとアルの想い。ロイの想い。色々な人の想いと絆。ロイの新しい一面とエドの言葉が胸に残る内容になっています。
大切な人を失う悲しみと辛さ、願わくば再び同じ姿で戻せたら・・・・という思い。それは錬金術が発達している世界だからこそ思える事なのかな?と思いながら私は読みました。
結構じ~んとくる本です。


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